だった場合、利用規約と法律のどちらが優先されるのでしょうか。
以前
「利用規約と法律は守りましょう。」「守っていないお友達がいたら注意してあげましょう」との
趣旨のブログを書きましたが、あの時、実は重要な部分に触れていなかったんですよね。で、それがタイトルにも書いた「利用規約が違法な物であった場合」って事です。
引用
第5条(本サービスの利用)
3.ユーザーは、本サービスの利用により投稿した発言またはマテリアルについては、その所有権、著作権(翻訳権その他翻案に関する権利及び二次的著作物利 用権を含みます)等、すべての権利は弊社に帰属することを承諾します。また、ユーザーは弊社に対し、上記発言またはマテリアルに関する著作者人格権を行使 しないものとします。
4.ユーザーは、本サービスの利用により投稿した発言またはマテリアルにつき、弊社の裁量により掲載の拒否、発言の削除が行われることをあらかじめ承諾します。
第7条(投稿に関する禁止事項)
本サービスの利用について、たとえば以下のような発言またはマテリアルの投稿を禁止します。弊社は、これらの行為に該当するか否かに関し、調査が必要と判断した場合はユーザーに対し調査の協力を求めることができ、ユーザーはこれに協力するものとします。
(16)その他本サービスの趣旨に合わないと弊社が判断する発言またはマテリアルを投稿すること
(17)法令に違反すること
第9条(発言に関する責任について)
1.弊社は、コミュニケーションサービスを監視する義務を負わないものとします。ただし、コミュニケーション サービスに投稿されたマテリアルを確認し、弊社の単独の裁量により、これらを削除する権利を留保します。
2.弊社は、ユーザーが本サービスに投稿した全ての発言またはマテリアルに対して、何ら責任を負うものではありません。各発言またはマテリアルの内容は各 ユーザーの意思と責任の下に投稿され掲載されるもので、弊社は各発言またはマテリアルの内容を支持、援助、肯定するものではありません。弊社は発言または マテリアルの内容たる情報の正確性や社会的な評価について、一切関知していません。
3.発言またはマテリアルの内容を信頼した者や発言またはマテリアルによって名誉毀損、誹謗中傷を受けた者等が不測の損害等を被ったとしても、弊社は一切の責任を負わないものとします。
引用終わり
チョット長いですよね。簡単に書くと
投稿された情報の所有権、著作権、著作権人格権の行使はするな。投稿された情報の権利はカービューの物。ただし、情報の内容の責任は投稿したユーザーにある。
でも、カービューは公開する場所を提供しているだけで、情報の内容やその情報を利用した結果についてはカービューは一切の責任を負いません。
もっと解りやすく書くと
投稿された他人の著作物の権利はカービューの物、でも結果責任は負いませんよ。
って事ですね。
つまり、投稿された情報を元にカービューが商売をしても、著作者には印税がはいらないって事ですね。
最近、「無料ユーザーは無料で使っているのだから不満を言うな」との投稿も見ますが、これには逆の考え方も出来ます。
カービューは無料で投稿者の情報を使っているの です。本来、メーカーが調査費をかけて調べるべきレビューやフィッティング情報や生の声を「ユーザーの善意」で無料で投稿してもらっているのです。しかも その「善意の情報」の著作権や所有権を全面的に主張しているのにも関わらず、情報の内容については一切の責任は負わないという姿勢です。
公開する場所を提供する代りに、登録された情報の権利カービューが主張するとすれば、無料ユーザーも何らかの情報を書き込む事で利用対価を払っているとも言えますよね。
客寄せパンダとしてね。どんな情報であれ、常に情報が更新されなければ客は飽きますし、寄ってこなくなりますから。
ただね、
情報の著作権や所有権を実質的に放棄させる事って、違憲・違法行為だと思うのですが実際の所どうなんでしょうね。
PR
COMMENT